CCCD

不幸なことだ。
ちょっと前のことだけど、とある"シングルCDっぽいもの" を買ったら、それが CCCD だった。やるせない憤慨。
前提条件として、まず、学校にはCDプレーヤーなどという高級なものはないですよ。あるのは縦置きのPC。で、縦置きだからCD-ROMドライブも横を向いているわけで、シングルCDを読み込ませるためにはマシンを傾けなければならない。でも、横置きできるほどスペースはないので、結局傾けたまま手で持って曲を再生しないと行けない。そんなわけで、mp3 にでもしようかと思ったらコピーできなくて、そこで「あ、やられたっCCCDだ」とか思うわけ。しょうがないから、またいずれ機械(or 機会)があるときにコピーしておこう。(でも、コピーしようと思ったらいくらでもコピーできちゃうってところがCCCDのアホらしさだよなぁ。基本的に、PCで再生できるものはすべてデジタルコピーができるんだけど…)
こんなところにも、CCCDの弊害がまた一つ。
(追記) つまり、何でCCCDに対してここまで強い憤慨を覚えているかというと、結局コピーしようと思えば複数のやり方でコピーができるくせに、ちゃんと正規の使用 (「利用」でなく) をする人だけが、こうやってとばっちりをくらうわけですよ。それは、技術的な開発費用が小売価格に反映されてしまってくるだとか、音質が下がっちゃう(どうせわからないだろうけど)とか。PC傾けながら聞かないといけないなんて、地方で高校生が夜に必死になってラジオのアンテナを都市のほうに向けて聞くんじゃないんだから、まったく勘弁してほしい。そして、普通に音楽を楽しみたいだけなのに、なんだか利権というかブラックなものを感じてしまって非常に気分が悪いってこと。128kbps 程度の mp3 で満足しているような一般ユーザーは、決して音質を問題視しているんじゃない。
音質と言えば、Victor が 「Q5 通常CDと比較して音質は劣化するのですか。」という質問に対して「劣化しません」なんて断言しているけど、その根拠が これ なんだもん。完全に論点すりかえだよね。マスタリングで音質が向上できる技術を導入したからと言って、その先の段階でCDとCCCDの間に生まれる音質の違いについては全く触れてないし。笑止千万。てゆーか「通常CD」とか言うな。
あぁもう、なんだかCCCDを買ってしまったってだけで、腹立たしくてイライラする。