小学校へ出張天文教室 京都などの教師がボランティア団体結成


天文学をもっと身近に楽しんでもらおうと、京都と大阪の教師、研究者、学生らが天文ボランティア団体「黄華堂」を結成、小学校への出張天文教室や科学イベントでの企画運営などに取り組んでいる。

黄華堂の紹介なのですが、こうした活動自体は高く評価したいところです。ただ、その一方で、こういったことがボランティアベースでしか実現できないという社会体制(?)に、失望を覚えます。

つまり、「所詮、星なんて飯が食えるわけでもないし金を払う必要はない」という考えがあるために、ないがしろにされ、結局のところ誰も価値を見いだしていないのだと思います。もう何年も経ちましたが五島プラネタリウムが閉館になったのも、結局プラネタリウムが「対価を支払うに値しない娯楽」と位置づけられたからでしょう。

天文振興にお金を投入してくれるような自治体や企業が現れる程度に、日本の文化レベルを向上させたいものです。