紀伊半島南東沖の深発地震による「異常震域」波動伝播アニメーション (hi-net)

2003年11月12日17時27分ごろ紀伊半島南東沖の深さ約400kmでマグニチュード6.5(気象庁発表)の地震が発生しました。この地震により、福島県浪江町茨城県日立市、栃木県宇都宮市で震度4を記録したほか、関東地方から北海道の広い範囲で有感となりました。
防災科研Hi-netは、日本全国をカバーする高感度地震観測網であり、今回の地震についても北海道から九州にいたる日本列島全域でその振動を観測しました。そのデータを用いて、地震波の伝わり方や振動の大きさをわかりやすく表現するために、アニメーションを用いて波動伝播を可視化しました。

というわけで、アニメーション (avi, realplayer) が公開されています。確かに関東地方では2度ほど伝播しているようなので、震源から上に進んでユーラシアプレートっぽいところを通った波と、一度下に進んでスラブ上を進んで登ってきた波が存在するのがよくわかります。hi-netならでは。