電車内の吊り広告に見られるURL表記

最近、電車に乗って吊り広告を見る機会が増えたわけですが、というよりは、社会人になってから電車通勤になったってだけなんですが、気になるのが吊り広告にある URL の表記。ほとんどが

とか書いているわけですよ。

もちろん、携帯電話だと URL の入力が大変なので、ちょっとでも短くしようという気持ちはわかるんだけど、だったら PC用 の URL だって、短くしてくれた方が覚えやすいし、そもそも電車内の吊り広告なんだから、その場でPC使ってアクセスする人が少ない以上、携帯電話以上に短く覚えやすいものにするべきだと思うわけです。

で、まぁ百歩譲って携帯電話でアクセスして、家に帰ってから携帯電話のURL表示機能を使って見てみようとすると、PCのIEでアクセスしているにも関わらず wml だとか CHTML のコンテンツが表示されるわけで、不便きわまりない。で、PCだとどこにアクセスすればいいかわからないので、結局社名だとか雑誌名で google 検索するわけですが。

つまり、わざわざPCも従来の長めのURLを使うんではなくて、PCも携帯も、短くて覚えやすいURL一つに統一すればいいじゃん、と思うわけ。何もわざわざ覚えることを増やしてアクセスの敷居を高くしなくてもいいと。もちろん、UA(ブラウザ)が違えばマークアップも変える必要はあるわけだけれど、そんなことはサーバー側で User-Agent でも見分ければいいだけの話。実際、Googlehttp://www.google.co.jp/ に携帯電話からアクセスすると、適切なマークアップのページ (http://www.google.co.jp/wml) にリダイレクトしている。すでにやっている企業があるんだから、「技術的に不可能」という言い訳はできない、はずなんですけどねぇ…。

せっかくモバイル機器がPC並みのウェブアクセスを手に入れようとして、ウェブが一つにまとまろうとしているのに、企業のサイトではこのざまですよ。セマンティックなウェブを推進している W3C とか Tim Berners-Lee が泣いちゃうですよ。